ジェットエンジンという言葉を皆さんは聞いたことはあるでしょうか。プロペラを回して推進するプロペラ機や、回転翼機とも呼ばれるヘリコプターと異なり、ジェットエンジンは燃料を燃やした時の高温の排熱を飛行機の進行方向の反対側に吐き出すことで、大推力を生み出しています。現在大型の飛行機ではほとんどがジェットエンジンを搭載しているのですが、その中でもターボファンエンジンは近年のジェット飛行機の搭載エンジンとしてポピュラーなものの1つです。しかし、なぜターボファンエンジンはそこまで多くの飛行機で普及したのでしょうか。それにはしっかりとした理由があるのです。ここではターボファンエンジンを搭載した飛行機をご紹介するとともに、ターボファンエンジンの優れた点についてもご説明いたします。

ターボジェットエンジンの仕組み

ターボジェットエンジンを積んだ飛行機のご紹介に入る前に、ジェットエンジンの仕組みについて簡単にご紹介します。ジェットエンジンは、エンジンの内部にタービンと呼ばれる羽根車が何枚も入っており、これにより吸い込んだ空気を圧縮して、高温にします。高音になった空気に燃料を吹き付けると爆発的に燃焼し、この排気ガスが推進力の源となります。これがターボジェットエンジンと呼ばれる、ジェットエンジンでも最初期に作られたものです。ただ、この形式のエンジンはあまり効率が良くなかったため、改良型のターボプロップエンジン、そしてターボファンエンジンが作られました。ターボファンエンジンはターボジェットエンジンの空気の吸込口に大きなファンが取り付けられており、このファンが空気を取り込んで圧縮すとともに、一部の空気はファンにより後ろに押し出しますから、より高い効率で推進力を生み出すことが出来るエンジンになりました。

ターボファンエンジンの搭載された飛行機

ターボファンエンジンは近年様々なジェット機に搭載されており、私達が特に見かける機会が多いのが、空港に止まっているジェット旅客機ではないでしょうか。翼の下に取り付けられたエンジン部分を見れば、大きなファンが取り付けられているのが分かります。ジャンボジェット機と呼ばれるものでは、ターボファンエンジンを翼の下に4つも吊り下げていたものも多かったのですが、近年はエンジン自体を大きくして、搭載するエンジン数を減らす傾向にあるようです。旅客機は燃費が良いことが求められますが、高効率のターボファンエンジンならその要求にも応えられます。また、他のジェットエンジンに比べて騒音が少ないのも、都市部の上空や、都市に近い空港で運用されるジェット機のエンジンとして最適です。また、軍用機でも採用される事が増えています。