ターボファンとは、正式には軍用機用語で、ジェットエンジンなどに仕様される送風機としての意味を持ち、燃費が低いという利点から、戦闘機などに使用されています。しかしながら、このターボファンは、実は、様々なところで使用されていて、多くの工業用の用途の他、以外にも、身近な所でも数多く使用されています。たとえば、住宅やビルの中で使用されているターボファンは、主に換気設備に使用されていて、浅型レンジフードやダクトファンなどに用いられています。そして、換気扇には、直接排気式とダクト排気式の2種類がありますが、また、羽の形状によって、プロペラファン・ターボファン・シロッコファンに分かれます。これらのファンは、モーターに直結した羽を回転させて、室内の空気を戸外に排出させる電気器具として、室内の壁や天井などに取り付け、排気と同時に室内の脱臭や防塵、防湿、温度調節を行います。

風量が大きく静圧力に優れるターボファン

ターボファンは、羽根の長さが比較的長く、うしろ向きに反った羽根が付いていることが特徴的ですが、排気方式が異なるシロッコファン、プロペラファンに較べて、もっとも効率が良い換気扇として知られています。そして、ターボファンは大きさによってパワーが異なるため、一般産業用送風や排風、空調機、集塵、粉体輸送用などの用途のほか、大きなパワーを必要とする焼却炉用誘引などにも使われていますが、このファンは、多少、音は大きいもののプロペラファン、シロッコファンより風量が大きく、静圧力に優れています。また、身近で使用されている例として、焼却炉、燃料装置、ボイラーなどがありますが、さらに、温風循環や乾燥機などにも使用されるなど、ターボファンには空気の入れ替えを効率よく行うなど、プロペラファンとシロッコファンの長所を兼ね備えたメリットがあります。

身近で使用されているターボファンのメリット

ターボファンには、片側吸込タイプと両脇吸込タイプがあり、タイプによって、最大風量や最大輸出力が変化しますが、両脇吸込タイプの方がより、威力が大きくなります。そして、ターボファンは、大きなものから小さなものまで豊富ですが、用途により、大型専用、小さいファンのみ製作、また、大小さまざまなターボファンに対応している企業とに分かれますが、ターボファンの後退翼は溶接構造にて製作することで、より軽量化が実現し、コストを大幅に抑えることが可能となります。また、一般家庭のレンジフードは、小さく前向きの羽根を持つシロッコ、プロペラファンでは静圧力が低く、ターボファンでは、音は大きくとも静圧力が高いというメリットがあります。これは、一枚の鉄板で風を後ろ向きに送ることで制圧効力が上がり、高速回転が可能なためで、一体型のレンジフードには、ターボファンが多く使用されています。